香港からこんにちは
『東洋の貴婦人』と称される名ホテル、ザ・ペニンシュラ香港。
世界中からコスモポリタンが集うミックスカルチャーのこの街で、1928年の開業以来、高い美意識を持ち世界中の人々を魅了し続けています
ザ・ペニンシュラ香港といえば、英国式アフタヌーンティーが有名ですね。
ホテルの正面玄関を入ると、メインロビーの左右に広がるのが、カフェ・ダイニング『The Lobby』(ザ・ロビー)。
午後はピアノ四重奏の生演奏が流れ、アフタヌーンティーをお目当てに訪れる人も多いと思いますが、私が密かに気に入っているのが、こちらでいただく朝食。
朝ですので人も少なく、ゆったりと深呼吸をするように、心豊かな時間を過ごせるんですよ
開放感のある高い天井、ラグジュアリーな漆喰の柱、支柱や天井に施されたクラシカルな装飾、アクセントのグリーンが鮮やかな植物など、すべてが朝の空気の中でキラキラと輝いています
でもそれらは、あくまでもザ・ロビー・ペニンシュラ香港の脇役たち。 そう、主役は、この空間を心から楽しむゲスト達なのだということを気付かせてくれる、そんなホスピタリティに溢れています。
ザ・ロビーでおすすめのテーブルは、大広間を反対側まで見渡せる奥の窓際。
こちらに座って朝一番にいただくコーヒーや紅茶、フレッシュジュースは、身体に染み込む目覚めの一杯
そしてもちろん、食事もそれぞれ格別な美味しさです。
ザ・ロビー特製フレッシュフルーツ・ミューズリー。
ミューズリーに関しては、世界中であらゆるミューズリーブランドを試し続けコダワリのある私が、これは美味しい!と太鼓判を押すクオリティ。
ミルクの染み込み加減が美味しさのポイントにもなるミューズリーは、サーブされるタイミングも大事。 ドライフルーツの種類と量も適量で、ミューズリー本来の美味しさが生きているのは、さすがペニンシュラ香港です。
新鮮なフルーツがたっぷり乗ったミューズリーと、フレッシュ・キャロットジュース。 ザ・ロビーでの、定番爽やか朝食メニューです
たっぷりバターと4種のジャムが付いた、日替わりペイストリーも、可愛くて上質な美味しさ。
ミニ・パンオショコラ、パンオレザン、ショーソンオポムなど、丁寧に淹れられたコーヒーや紅茶にぴったりです
特製ソースの表面にオーブンでちょっぴり焦げ目のひと手間を加えた、オリジナル・エッグズベネディクト。
ソース表面はパリパリ、中はソースも卵もトロトロ
ベースのイングリッシュ・マフィンは、本場イギリス以上のクオリティで、誰もが幸せになる美味しさです。
この一皿で元気いっぱい、朝のエネルギーは満タンです!
絶妙なこんがり焼き加減のハムが付いた、ふわっふわのオムレツも、奇をてらわないけれどきちんと作られていて、正統派の美味しさ。 リピートしたくなる定番メニューです。
ペニンシュラ特製、りんごのコンフィチュールがついた、厚切りデニッシュのフレンチトースト。
お好みでメープルシロップをかけていただく、ほんのり甘い一皿は、自然と笑顔が溢れます
大きな窓からは朝の光が振り注ぎ、爽やかな空気に包まれるザ・ロビーは、一日のスタートにぴったりの場所。
ダイナミックシティ香港には、こんな穏やかな朝もあります
透き通ったいい気が流れる、プレシャスな空間と美味しい朝食。 真のラグジュアリーで私達をもてなしてくれる、朝のザ・ロビー・ペニンシュラ香港。
香港を訪れたらぜひ、ひと時を過ごされてみてみてはいかがでしょうか。 きっと、心で感じる豊かさを体感できると思います
JUN