7月生まれの方の誕生石はルビーです。
ルビーは宝石の中でも、年齢を問わず愛用されている伝統ある宝石です。ルビーの語源は、ラテン語で赤を意味するRubeus(ルベウス)から。色はクロムの含有によります。
石言葉は「情熱」「威厳」「永遠の命」
人間とルビーの出会いは実はダイヤモンドより古いのです。旧約聖書の中にダイヤモンドは登場しませんが、ソロモン王の言葉の中で何度も使われています。
ギリシャ・ローマ時代は「燃える石炭」と呼ばれていました。ヨーロッパでは昔から、血や炎、情熱を象徴し、勇気と威厳をもたらすといわれています。中世ヨーロッパの君主たちは、ルビーを危険から身を護る石として、王冠やリングにセットして身の回りに置くことを好みました。
古代ヒンズー教徒はルビーを「ラトナラジー(宝石の王)」や「ラトナナヤーカ(宝石の指導者)」と呼び、赤い色は内部で燃える不滅の炎だと考
えました。
古代ミャンマーでは、不死身の石、邪念を払い、身に着けると健康になる石として、古くは薬効もあるとされていました。
ルビーはサファイアと同じコランダムに属します。地球の気まぐれで、わずかなクロムが混ざると赤色のルビーに、鉄とチタンが混ざると青色のサファイアになります。
カラーバリエーションはピンクを帯びた赤色~紫を帯びた赤色。最高品質は僅かに青みのある紫を帯びた赤色で「ピジョン・ブラッド(鳩の血)」と呼ばれます。
カボションカットのルビーで表面に6条の白いラインが出るものは「スター・ルビー」と呼ばれる最高品質です。
主な産地は、ミャンマー、タイ、スリランカ、ベトナム、アフガニスタン、カンボジア、パキスタン、インド、ケニア、タンザニア、ロシア、アメリカ、オーストラリア、ノルウェー
ルビーはその赤い色を見るだけで元気になりますね。歳をとってもいつまでも元気でいたい方には、ぜひルビーをお奨めいたします。