オパールは10月の誕生石、てんびん座の守護石です。
青、水色、緑、黄緑、赤、朱色、山吹色、黄色・・・・・ この宝石は、色の輝きが見る角度によって彩に移り変わるのが魅力です。
その色彩は、あるときは優しく、またあるときは情熱的に、まさに変幻自在の色の魔術師ともいえるでしょう。そんな色彩の変化を宝石の専門用語では、斑(ふ)の遊色効果(プレイ・オブ・カラー)と表現します。ちなみに、オパールの語源は、サンスクリット語の「宝石」という言葉だとされています。
オパールの主な産地はオーストラリア、メキシコですが、他にも、ブラジル、インドネシア、アメリカ、ホンジュラス、タンザニアなど。
種類は、ブラックオパール、ホワイトオパール、ファイアーオパール、ウオーターオパール、ボルダーオパールと色々ありますが、いずれも複雑な色合いで、柔らかい宝石の部類に属します。(モース硬度 5.5~6.5)
オパールは、昔から日本の女性にたいへん愛された宝石でもあります。水を含んだような、オパールのしっとりとした輝きと肌触りは、和服の色合いにも調和して奥行きのある品格を感じさせるからでしょうか。
オパールの美しさを例えるとしたら・・・ モネの睡蓮、夕焼けの空、錦秋、朝霧、多彩な魅力の大人の女性・・・・・・とても一言では言い表せません。
オパールを象徴する言葉は、安楽、忍耐、名誉の保護。優しい微笑みの中に、我慢強さと誇りを持つ素敵な女性像を思い浮かべました。
オパールって・・・・・やっぱり魅力的ですね。