フランソワーズ・サガンの小説に「ブラームスはお好き」というのがありましたが、サファイアについて書こうと思ったとき、なぜかふと、この言葉が浮かんでまいりました。小説の内容はすっかり忘れてしまったのですが、ブラームスの旋律とサファイアのイメージがどこかで重なったのでしょう。
サファイアはお好きですか?
サファイアと言えば、イングランドの元皇太子妃ダイアナさんを思い出します。ドラマティックな生涯でしたが、サファイアの似合う女性として今でも私の心に残っています。ブロンドの髪、西洋人特有の肌色と瞳の色、そして時おり見せるはにかんだような優しい表情に、サファイアの深く澄んだブルーが映えて、彼女の美しさを際立たせておりました。
ダイアナさんが着けていたサファイアは、イギリス王室に代々伝わる宝石で、ロイヤルブルーと言われる美しい深い青色のブルーサファイアです。
サファイアという名称はラテン語の「青」を意味する「サフェイロス」に由来します。
サファイアの石言葉は、誠実、真理、慈愛、貞操。誘惑や不純なことから遠ざける力があり、真面目な人が好む宝石ともいわれています。また、冷静な判断力をつけることから、財運アップの効果もあるとのこと。
ブルーサファイアの魅力は、何といっても吸い込まれるような深いブルーですね。ルビーと同じように、産地によって特徴がありますが、その美しさを表現する言葉をいくつかご紹介いたします。
コーンフラワーブルー、矢車菊の青、ベルベティブルー、ロマンティックブルー、ロイヤルブルー、カワセミのブルー、インクブルー、ミッドナイトブルー、
どれも素敵な表現ですね。どんなブルーか見てみたくなります。
サファイアはお好きですか?
・・・・・私、(*’▽’)大好きになってしまいました。