先日、お電話でこんなお問い合わせをいただきました。
「亡くなった母の補聴器を、私が使うことはできないでしょうか?」
その方のお母様が今年96歳でお亡くなりになるまで5年間ほどお使いになっておられた補聴器でしたが、どこのお店に聞いても返事は「出来ません」とのことでした。
お電話を受けたスタッフが「それは何とかしたいですよね。よろしかったら拝見させてくださいませんか。」と申し上げたそうです。
本来は感染症等の問題もありますので、基本的には他の方がお使いになることは避けていただくのですが、お母様の形見の補聴器ということでしたので少しでもお役にたてればとの思いでした。
他店で門前払いされて落ち込んでおられたその方は大変喜ばれて、お母さまの補聴器を持ってすぐにご来店になりました。
拝見していろいろと調べた結果、「とりあえずご使用いただけます!」ということになったのです。
当社の認定補聴器技能者がそのお客様の聴力に合わせてに細かく調整し直して、ご使用いただけるようにいたしました。
「母の形見のような補聴器ですから、少しの間だけでも私が使えて本当に嬉しいです。こんなに一生懸命やってくださって、何と御礼を言ったらいいのか・・・・・」と、その方はたいへん喜んでくださいました。
お母さまもきっと天国で喜んでおられることでしょうね。(*^_^*)