香港からこんにちは
アメリカのシンクタンク『ヘリテージ財団』と経済紙『ウォールストリート・ジャーナル』による、『経済自由度指数(Index of Economic Freedom)』で、25年連続世界1位の香港。
世界186の国と地域をカバーした評価の項目は多岐に渡り、Property Rights (財産権の確保)、Judical Effectiveness (司法の影響)、Government Integrity (政府の清廉性)、Tax Burden (税負担)、Government Spending (政府の支出)、Fiscal Health (財務の健全性)、Business Freedom (ビジネスの自由度)、Labor Freedom (労働の自由度)、Monetary Freedom (通貨の自由度)、Trade Freedom (貿易の自由度)、Investment Freedom (投資の自由度)、Financial Freedom (金融の自由度) という12項目が、スコアで算出されます。
そんな自由経済度の高い香港には、世界中から多くの人が集まります。
そうすると、色々な価値観がこの狭い香港という場所にせめぎ合うわけで、すると、そこで自然と必要になってくるのが、ツールとしての英語とそれに対応できる教育。
もともとの地頭の良さに加え、フットワークの軽さと打たれ強さ、そして頭の回転の速さは確かにセンスのある人が多い香港人。
香港は伝統的に、子供を10代の若いうちから欧米の寄宿学校に送る傾向があり、また留学先のチョイスからもその家庭のソーシャルクラスがはっきり分かるというもの。
裕福かつ社会的地位の高い家庭の子弟はイギリスへ行く、というのがほとんどの場合で暗黙の了解になっています。
アメリカ留学の難点はアメリカ英語、、、とはちょっぴり悪いジョークですが、これ実は香港では本当で、アッパークラスやエリート層は、圧倒的にイギリスで教育を受ける人が多く、イギリス的な価値観を身に付け、イギリスアクセントの英語を話す傾向にあります。
これから下に紹介するのは、まぁ細かいことはさておき、イギリス、アメリカともに、少なくともアルファベットは同じ英語という言語を操りながら、こうも双方の価値観が違うのかというジョークの代表例。
イギリス人が言うところの彼らの本当の意味と、それを聞いたアメリカ人がどう解釈するか。。。
彼らの痛いほどにポジティブなポイントのズレを、ジョークにしたものなのですが。。。
京都的価値観にも通じる、一筋縄ではいかないイギリス英語
イギリス人にかかると何でもそうですが、もの凄く失礼なことを、失礼でないように言うのがイギリス流
アメリカ的単純な解釈で言葉通りに受け取るとバカと思われますが、しかしそれすらおくびにも出さないのが、イギリス人。 (注: 嫌なヤツではありません。 プライドが高いだけです)
香港人にも何気に共通する部分があり、彼らがあらゆる業界で強いのは、英語をツールとしてだけでなく習得しているからなのかもしれません。
投資として情熱をかける香港人にとっての教育。リターンのないところには投資をしない彼らの生き方を見ていると、言語というのは、その言葉の背景に接して始めて習得していくものなのだと見せてくれるのです。
JUN